パチンコ羽根物の釘の見方

2019年12月13日 当サイトにはプロモーションが含まれます

釘が良ければ安定して勝てる羽根物の釘の見方をご紹介しています。

羽根物は寄りが命

羽根物は寄りの調整がすごく重要で、この釘調整だけでアケシメできる機種も多く、なかにはVゾーンの入賞率に直接関係するゲージ構成もあります。

とにかく羽根が短い機種が多いです。もうちょっと長くてもいいんじゃないって思ったりすることが多いですね。こうなると寄りが命ってことになるのです。

羽根が開いても空振りが多いと、勝つはずなのに実際は負けているという精神衛生上非常に悪い状態に陥ります。とってもイライラします。

釘調整をしても100%開閉した羽根に拾わせるのは不可能です。それは開閉時間が短いからで、0.3秒などとわずかな開閉が多いからです。

それでも釘調整がよければ羽根に拾われる可能性が高くなり、当然Vゾーンへの入賞率も高くなります。

寄りの良い釘調整は玉がインコースに流れやすくなり、寄りの悪い釘調整はアウトコースに逃げやすくなっています。

寄り釘

では、アムテックスのCRAビッグシューターXのゲージを見てみましょう。

まずはAの釘。これが左側がプラス調整。右側に調整されてしまうと、玉がD方面へ逃げてしまい羽根に拾われにくくなります。

次に、BとCです。これらの釘はなるべく右側に調整されているとプラス調整です。Aの釘にもよりますが、センター方向へ寄りやすくなります。Bの釘が左上に調整されるとかなり厳しいです。

風車自体は左調整がベストですが、ここをいじる店はあまりないので他が良ければ風車は無調整でもOK。風車右下は図のような調整になっていれば文句なしです。

理屈は簡単で、出来るだけ寄り釘から羽根への道が開けてる調整が望ましいです。

寄り釘も無調整の店が多いが図のような調整になっていれば明らかに店側は開放台としているハズ。是非打ち止めにして欲しいと思います。

が、羽根物は過剰投資は禁物なので寄りが悪ければ早期撤退しましょう。

羽根物の場合、寄り釘のゲージは様々なものがあり、このサイトで全てを解説することはしていませんが、羽根に拾わせないためにはどこの釘をいじればいいのかを考えたほうが釘読みがしやすい場合あります。そうした釘の読み方で優良台を見つける能力がつきます。

ストレートチャッカー

羽根物では、このストレートチャッカーが要になります。重要なポイントです。ハカマ状に連なっている釘をハカマと呼びます。気をつけることは、ハカマのゲージ設計は左右どちらかにズレがあることです。このズレ幅は機種によって異なります。私は羽根物はセンターチャッカー(ダブルチャッカー)よりもストレートチャッカーを重点的に見ていきます。センターチャッカーはほとんど開けないからです。

下の図はストレートチャッカーの図ですが、良く見ると下のチャッカー部分と連釘がズレているのがおわかりになるでしょうか。ストレートチャッカーには右ズレと左ズレがあります。下の図は右ズレゲージになります。つまり、連釘に対してチャッカー部分が右側にズレているからです。このズレを修正するような調整がベストということです。

まずは風車(Aの釘)は上向きがベスト。これが下向きだと玉が門前払い状態になり左右に逃げてしまうからです。ただし、無調整でも可。

Bの釘ですが、これは左右とも開き気味がいいです。まずは玉をここの空間に入れるためです。問題はCの釘で、ここでは内側調整がベスト。というのはBもCも開き気味だと玉が暴れてしまい、チャッカーへの入賞率が下がるから。ここを絞っておくと玉がキレイに下に落ちます。つまり、Bで玉を入れさせて、Cで勢いを殺すわけです。

そして、チャッカー真上のEDの釘。このゲージは右ズレなのでそれを修正するようにEの釘が左上に向いているのがベストです。Dの釘は真上がベスト。釘が上に向くと上からの玉の勢いを殺す作用があるのでこの調整がいいのです。

羽根周辺の釘にもよりますが、ストレートチャッカーの釘調整が優秀ならば優良台の可能性が高くなりますので、釘を見る神経をここに集中させていいと思います。

そしてチャッカー直近のEとD、まず両方とも上向きであること。上から落ちてくる玉を受け止めるためには上向きでないと暴れてしまうからです。あとEとDの釘が右にずれているのが普通ですが、これを修正する釘調整がベストということになります。 つまりEが外側に向いている必要があるのです。

上の図のように全てがプラス調整の台はまずないですが、少しでもこれに近い台を探すことが重要です。

センターチャッカー

ここではセンターチャッカーと呼びますが、ダブルチャッカーとも呼ばれます。

ここに入賞すると、2回羽根が開閉するタイプがほとんどです。ここに入賞すると、玉の持続性とVゾーンの入賞のチャンスも多くなるので、開いていたらねらい目になる部分です。 羽根が二回連続で開いてくれるので入るとすごく嬉しいのですが、ここが入りやすいと羽根付近の釘調整にもよりますが、かなり勝率がアップしてしまいますので店としてはほとんどいじらないか、逆にシメているところが多いのが現実です。

どういう調整がいいのかぐらいは知っておいた方がいいでしょう。
理屈で考えれば簡単。玉はHFの間からGの釘(左右)を抜けてチャッカーに入るのでその道が広くなる調整がベストということになります。  具体的には、Fの釘が上向、Hの釘が下向き、そしてGの釘が左右に開いていれば最高。この中では特にFの釘に拘りたいところ。このFの釘を上げるだけでも入賞率はかなり高まります。Hの釘はその次に重要で、ここを上げられると厳しくなります。

私の経験ですと、センターチャッカーを開けてる店はほとんど見たことがありません。ここを開けて、羽根周辺の釘を厳しくするような店もありました。羽根物は羽根周辺とストレートチャッカーだけをいじる店が圧倒的に多かったので、その辺りを重点的に見ておけばいいと思います。センターチャッカーが開いていたらとりあえずは台を確保しておきましょう。

ネカセ

実はこれまで解説した釘調整がどんなにプラス調整でもネカセによって全てが台無しになります。パチンコ店で台を設置する時に、必ず傾斜計などで測って取り付けます。機種によっては、これがVゾーンなどへの入賞率に大きな影響を与えてしまいます。

まずは下の図を見てください。ちょっと極端に傾斜させていますが、この図はパチンコの盤面を真横から見た場合です。パチンコ台を寝かせた場合、パチンコ玉は盤面にヘバりつきながら盤面を移動することになります。

次に下図を見てください。

この図はパチンコの盤面を上から覗きこんだ図です。この図を見ると玉は広いAよりも狭いBを通ることが多くなるということです。理由は盤面にヘバリつきながら落ちてくるからです。

図を見てわかると思いますが、この状態だと玉が釘に引っかかりやすく、Vゾーン(ヘソ)に入りにくくなってしまうのです。下の図はわかりやすくするために極端に釘を動かしてますが、理屈はそんなもんだと思っておいてください。

ネカセによって上向きだと思った釘は実は上向きに見えるだけで現実は水平だったなんてことがあります。その逆もしかり。

また、中央ステージがあるような羽根物では、ステージに転がってきた玉の滞留時間が長いとVゾーンに入りにくくなったりします。ネカセ次第でこの滞留時間を調整できるわけです。

理想としては、寄り道することなく真っ直ぐにVゾーンに向かう台がいいでしょう。

チャッカーや寄り釘、羽根周辺が良くても、ネカセで中央ステージでVゾーンを外してばかりいると非常にイライラして精神衛生上良くありません。

ネカセを調べるには百円ライターが活躍します。ライターをガラスにつけて中の液体の傾き具合でネカセを見るのです。ちょっと恥ずかしいがやってみましょう。

以上で、簡単ではありますが、羽根物の釘読みの説明になります。

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