パチンコ店の監視カメラはどこまで見ている?最新システムと限界・出禁リスクまで徹底解説

2025年12月5日 当サイトにはプロモーションが含まれます

パチンコ店の中は、明るくにぎやかな空間でありながら、実は私たちが思っている以上に「監視体制」が整えられている場所です。台の挙動、不審な客の動き、トラブルの兆候などをすべて見逃さないため、最新の防犯技術が惜しみなく投入されています。

「監視カメラが多いのは知っているけど、実際どこまで見られているの?」 「不正やトラブルは本当にすぐバレるの?」

そんな疑問を持つ方も多いでしょう。実際、現代のパチンコホールに導入されているカメラは、一般的な商業施設とは比べ物にならないほど高性能で、顔や動作はもちろん、行動パターンまで把握できるレベルに進化しています。

本記事では、パチンコ店の監視カメラが持つ機能や役割、その限界、そして監視体制が強化される理由について、具体的にわかりやすく解説していきます。普段は見えない「ホールの裏側」を知ることで、パチンコ店がどれほど高度な管理のもと運営されているか、きっと驚くはずです。

パチンコ店の監視カメラはここまで進化している

防犯カメラのイラスト昔の防犯カメラというと、白黒で画質も荒く、映っているのかどうかもよくわからないようなものが多くありました。しかし、現在のパチンコ店に設置されている監視カメラはかなり高性能です。高画質・高倍率ズーム・録画保存・分析機能など、技術は日進月歩で進化しています。

ホール側にとって監視カメラは、単に防犯対策だけではなく、

  • ゴト行為(体感器・裏ロム・不正改造など)の抑止と証拠保全
  • 他人の出玉や精算カードを盗む行為の監視
  • 台や設備を破壊するような行為の記録
  • トラブル客・クレーマーの把握

といった役割も担っています。

負けた腹いせに台のガラスを叩いている様子や、他人のドル箱の周りを不自然にウロウロしている様子なども、映像としてはっきり残ります。連日のように10万円以上勝ち続けるような“要注意人物”がどの台に座る傾向があるか、といった情報も映像やデータから把握されていると言われています。

「誰も座っていないシマだから大丈夫」「カメラが遠いからバレないだろう」と思っていても、ホールの天井や壁には想像以上の台数のカメラが仕込まれており、死角はほとんどないと考えた方がいいでしょう。

自動追尾機能とホルコン連動で四方八方から監視

犯罪イメージ最近の監視システムでは、パン(左右)、チルト(上下)、ズームを連動させた自動追尾機能を備えたカメラも珍しくありません。

不審な動きが検知されると、その人物を自動で追いかけるようにカメラが動き、

  • どのシマを歩き回っているか
  • どの台に頻繁に触れているか
  • 最終的にどの車・どの出口から立ち去ったか

といった流れを、録画映像で確認できるようになっています。駐車場に設置されたカメラと組み合わせれば、どの車で帰ったかまで追えるケースもあります。

また、多くのホールではホールコンピュータ(ホルコン)と監視カメラを連動させており、特定の台で不自然な挙動があった場合、その時間帯の映像をすぐに検索できるような仕組みになっています。

逮捕イメージもちろん、不審な動きがあったからといって、すぐに警察に通報できるわけではありません。ホール側が誤認していた場合は人権問題にもなりかねないため、基本的には、

  • まずはスタッフが要注意人物としてマーク
  • 繰り返しの不自然な行動があれば、映像と照合しつつ監視
  • 現場を明確に押さえたうえで警察に通報

という流れをとることが多いようです。その後は出入り禁止になるのはもちろん、地域のパチンコ店同士のネットワークで顔写真や特徴が共有されることも考えられます。

「ちょっとバレないだろう」と軽い気持ちで不正や窃盗に手を出すのは、自分の人生を台無しにする行為だと心得ておきましょう。

監視カメラにも限界はあるが、油断は禁物

ここまで読むと「じゃあ店内のすべてが丸見えなのか?」と思うかもしれませんが、監視カメラにも設置できる場所・できない場所があります。

その代表がトイレの個室です。個室内にカメラを設置することはプライバシー侵害となり、もし隠しカメラなどが発覚すれば、その店は一気に信用を失い営業が続けられなくなるでしょう。

とはいえ、トイレの個室は、

  • 備品の破壊(温水洗浄便座や鏡など)
  • 悪質ないたずらや嫌がらせ

といった行為が行われやすい場所でもあります。便座に汚物をまき散らすといった悪質なケースもあると聞きますし、知らずに使用した次の人はたまったものではありません。

そのため、多くのホールでは、

  • トイレ入口付近
  • 洗面スペース
  • 通路・出入口付近

など、個室以外のエリアへの監視カメラ導入が進んでいます。女子トイレも同様で、個室の中ではないものの、出入りの様子や洗面台周りが映るように設置されているケースが増えています。

将来的には「男子トイレの個室に限って、犯罪抑止目的で何らかの監視システムを導入しよう」という議論が出てくる可能性もありますが、プライバシーとの兼ね合いから、慎重な議論が必要になるでしょう。

いずれにせよ、ホール内は想像以上に“見られている空間”です。普通にマナーを守って遊んでいる分には何も問題ありませんが、不正・嫌がらせ・器物破損などに手を出した瞬間、映像という動かぬ証拠が残るということを忘れないようにしたいものです。

この記事を読んだ方にオススメ

この記事を読んだ方におすすめ