「縦バラがおすすめ」と聞いて興味はあるけれど、本当にお得なのか?デメリットはないのか?と不安になる人も多いはずです。
縦バラは、うまく使えばバラと連番の“いいとこ取り”ができる買い方ですが、向き・不向きがハッキリしているのも事実です。
このページでは、まず縦バラの基本的な仕組みをおさらいしたうえで、デメリット・注意点を中心にわかりやすく解説します。
宝くじ全体の買い方や種類については、先にこちらの総合ガイドを読んでおくと理解しやすくなります。
このページの目次
そもそも「縦バラ」とは?ざっくり仕組み
縦バラは、ジャンボ宝くじなどで選べる買い方の一種で、簡単にいうと「バラなのに、縦に見ると連番になっているセット」です。
- 中身はバラ(組や番号がバラバラ)
- ただし、縦方向に見ると「同じ組・番号が3枚連続」になるように並んでいる
- その結果、バラでありながら1等+前後賞を狙える
「普通のバラだと前後賞が狙えないのが物足りない」という人に人気の買い方ですが、その一方で使い方を間違えると微妙に損した気分になるポイントもあります。
縦バラの主なデメリット・注意点
① 最低購入枚数が多く、予算がかさみやすい
縦バラは、基本的に30枚セットからの販売が多い買い方です。
- 普通の連番・バラ:10枚(3,000円)から気軽に買える
- 縦バラ:30枚(9,000円)など、まとまった枚数を前提にしたセット
そのため、
- 「ちょっと試しに買ってみたい」ライト層には重い
- 軍資金が限られている人には負担が大きい
というデメリットがあります。「まずは1セットだけ様子を見る」つもりが、気づいたら予算オーバー…というパターンも多いので注意です。
② 期待値(理論上の当たりやすさ)は他の買い方と大きく変わらない
よくある誤解が、
「縦バラにすれば当たりやすくなる」
というイメージです。しかし、同じ金額・同じ枚数を買う前提なら、どの買い方でも理論上の期待値はほぼ同じです。
- 縦バラ=魔法のように当たりやすくなる買い方ではない
- あくまでも「当たり方のパターンが変わるだけ」と理解した方が現実的
「縦バラだから当たるはず」と過度に期待してしまうと、ハズレたときのガッカリ感がより大きくなるのがデメリットのひとつです。
③ 当選確認が少し分かりづらい
普通のバラや連番に比べて、縦バラは中身の構成が少し複雑です。
- バラのように1枚ずつバラバラに見てしまうと、縦の連番構成を活かしきれない
- 縦に並べてチェックしないと、「前後賞の可能性」に気づきにくい
特に、
- 家族や友人に10枚ずつ配ってしまう
- あとでバラバラに保管してしまう
と、本来狙えたはずの前後賞パターンに気づかないまま終わる可能性もあります。
「縦バラの意味を理解したうえで、セットのまま保管・確認できる人向け」と言えます。
④ 売り場によっては取り扱いがない・混乱しやすい
縦バラ・縦連・3連バラ・福連・福バラ…と、似たような名称の買い方が増えてきたことで、
- 売り場によっては縦バラを扱っていない
- 言い方で店員さんと食い違ってしまう
といったケースもあります。
特に、
- 「3連バラ」と「縦バラ」がごっちゃになっている人
- ネットで読んだ情報と実際の売り場の表記が違う場合
は、自分が何を買おうとしているのか一度整理してから窓口で伝えることが大事です。
買い方のバリエーションについて整理したい場合は、こちらの記事も参考になります。
⑤ 「枚数を増やしたくなる罠」には要注意
縦バラは、
- 「どうせなら、もう1セット追加しようかな…」
- 「この買い方ならたくさん買えば当たりそう」
と、枚数を増やしたくなる心理を刺激しやすい買い方でもあります。
しかし、宝くじは枚数を増やしても、トータルではマイナスになるように設計されたギャンブルです。
「多く買えば当たりやすくなる」と感じている人向けの現実的な話はこちらでまとめています。
縦バラが向いていない人の特徴
次のような人は、あえて縦バラにこだわらない方がストレスが少ないかもしれません。
- 予算が少なく、10枚〜20枚だけ楽しみたい
- 買い方をあれこれ考えるより、とりあえずバラや連番で気楽に買いたい
- 当選確認で「縦に並べる」といったひと手間をかけたくない
- 家族や友人に配る前提で、構成が崩れるのが気になる
こういった場合は、
- シンプルに「バラ」「連番」で買う
- 予算が許せば「福連」「福バラ」などのセット物を検討する
といった選択肢の方が、精神的にもお財布的にも健全なことが多いです。
まとめ|縦バラは「理解して使えばアリ」「なんとなくはNG」
- 縦バラは「バラなのに、縦に見ると連番になる」買い方
- 前後賞も狙えるが、期待値が特別高いわけではない
- 最低購入枚数が多く、予算がかさみやすいのがデメリット
- 当選確認にひと手間かかる・セットを崩すとメリットが薄くなる
- 「何となく縦バラにすれば当たる」は危険な考え方
大事なのは、縦バラを「買い方の選択肢の一つ」として冷静に扱うことです。自分の予算・楽しみ方・管理のしやすさを考えたうえで、バラ・連番・セット購入を上手に組み合わせていきましょう。
買う日・吉日・おまじないなども組み合わせて楽しみたい方は、こちらも読んでおくとさらに面白くなります。















