宝くじで高額当選した場合、銀行での受け取り後に「どうやって分けるのが正しいの?」という疑問が非常に多く寄せられます。特に共同購入の場合、分け方を間違えると贈与税が発生するリスクがあるため注意が必要です。
この記事では、銀行での受け取り方法から分配の正しい手順、贈与税を避けるためのポイントまで、分かりやすく解説します。
このページの目次
銀行での受け取りは「代表者ひとり」で問題なし
宝くじの高額当選金(100万円以上)は銀行での受け取りになりますが、共同購入であっても受け取りに行くのは代表者1人でOKです。銀行側は「誰の出資か」までは確認しません。
銀行で必要なもの
- 当選した宝くじ券
- 身分証明書
- 当選金を振り込む口座
銀行は金額に応じて「当選証明書」も発行してくれます。これは分配時の証拠として保管しておくと安心です。
銀行から振り込まれた後に「正しく分ける」手順
銀行から代表者の口座に当選金が入ったら、ここから決めておいた出資比率どおりに分配するだけです。
① 事前の出資比率に沿って計算する
たとえば以下のように決めていた場合:
A:2口(20%) B:2口(20%) C:6口(60%)
この割合どおりに分配すれば、贈与税はかかりません。
② 分配は必ず「銀行振込」で行う
現金手渡しだと証拠が残らず、税務署への説明が難しくなります。銀行振込なら履歴が証拠になります。
③ 分配明細を簡単に残す
メモ形式で十分です。
【当選金分配記録】 受取者:A 金額:200万円(20%相当) 振込日:2025/12/05 送金元:●●銀行 ●●支店
これだけで証拠として十分です。
高額当選で「絶対やってはいけない」分け方
① 当選後に勝手な割合で分ける
「今回は多めにあげるよ」といった気持ちの良い行為でも、贈与税の対象になってしまいます。
② 出資していない人へ渡す
家族でも友人でも、出資していない人へ渡すのはNG。
③ 現金を直接手渡しする
証拠が残らず、税務署が「贈与」と判断しやすいです。
安全な分配のためのテンプレート
簡単な共同購入メモを残しておくと安心です。
【高額当選分配メモ】 日付:2025年〇月〇日 当選した宝くじ:年末ジャンボ 出資者と割合: ・A:20% ・B:20% ・C:60% 当選金は上記割合で銀行振込にて分配する。
まとめ|銀行で代表者1人が受け取り、振込で分ければ安全
- 銀行での受け取りは代表者1人でOK
- 当選後の分配は「出資比率」に合わせる
- 分配は必ず銀行振込で証拠を残す
- 勝手に割合を変えると贈与税のリスク
この記事を参考にすれば、共同購入でも安全に高額当選金を受け取れます。
さらに「共同購入の税金リスク」も読んでおくと理解が深まります。












