パチンコの打ち子とは?仕事内容・日当・リスクを徹底解説

2025年12月18日 当サイトにはプロモーションが含まれます

「パチンコの打ち子って本当にいるの?」「どんな仕事?」「日当はいくら?」 そんな疑問を持つ方に向けて、実際のパチンコ業界の事情を交えながら 打ち子の実態・仕事内容・報酬・リスク まで徹底解説します。

パチンコホール外観

パチンコの打ち子とは?

店側・店長・組織などに雇われる「演出係」

パチンコの打ち子とは、ホールや店長、あるいは外部組織に雇われて台を打つ“演出担当”のアルバイトを指します。 いわゆるサクラの一種で、店側の狙いはシンプル。

「ドル箱を大量に積んでいる客を見せて、店が出ているように見せる」

これだけで周囲の一般客は「なんだ、この店出てるじゃん!」と錯覚し、稼働が一気に上がることがあります。 中小ホールで特に打ち子が起用される理由は、近年の大手チェーン進出による生き残り競争の激化です。

大手はイベント広告・設定配分・釘調整など強い戦略をとれるため、中小は “見せ台” を作るしかない店もあります。 そこで登場するのが 打ち子 というわけです。

“店長のポケットマネー雇用” も存在

表向き店が雇うのではなく、店長が個人的に打ち子を雇い、成果を自分の懐へ…というケースも。 もしバレれば店長は即クビです。グレーではなく完全にアウト。

打ち子がやること

① 決められた台を朝イチで確保

店側が用意した「釘が甘い台」「裏ロム仕込み台」などに座らせるため、朝イチの台確保が最重要任務。 確保できなければ日当が支払われないケースもあるため、打ち子は必死です。

常連客の朝ダッシュとぶつかってトラブルになることもしばしば。

② 指示通りに打つ(止め打ち・変則打ち・ハマり演出など)

ただ座って打つだけではなく、店側に指示された“見せ方”をしなければいけません。

  • 派手に箱を積む打ち方
  • 一定のテンポで回す
  • 店側が決めた回転数まで打ち込む
  • 裏ロム仕込み台の「セット打法」実行

裏ロムなどの不正が絡むケースでは、違法性も伴いリスクが高まります。

③ 長時間労働が多く、腰を痛める人も多い

指定された時間、ひたすら打ち続けなければならず、 「開店〜閉店まで」という地獄のようなシフトを組まされることもあり、腰痛持ちが非常に多いです。

打ち子の日当はどれくらい?

日当は幅広い(固定制・歩合制・ハイブリッド)

日当は依頼元によって大きく異なります。

  • 固定 3,000円〜10,000円
  • 勝ち分の25%(歩合)
  • 固定1万円 + 勝ち分3万円(店の気前次第)
  • 負けても日当をくれるパターンもあり

爆裂台で一日10万円出れば、歩合25%の場合は2万5千円。 20日働けば50万円になる計算です。

ただし、これを毎日やるとバレて店が飛ぶ危険があるため、 同じ店で連続して雇われることはほぼできません。

ゴト師に雇われる“危険な打ち子”

裏ロム仕込み → 打ち子にセット打法をさせる

ゴト師(犯罪グループ)が裏ロムを仕込んだ台で荒稼ぎするために、 一般人を打ち子として使うケースがあります。

内容はオレオレ詐欺の「出し子」に近い構造で、

  • 危険行為・不正行為は打ち子が担当
  • ゴト師は裏で指示し、稼ぐだけ稼いだら逃亡

派手に出しすぎると店側に即バレて、最悪は打ち子だけが逮捕される流れになります。 ゴト師は裏で逃げるだけなのでリスクゼロ。

甘い誘いには絶対に乗ってはいけません。

常連とのトラブルも多い

打ち子は当然毎日のように出すため、常連から顔を覚えられやすく、 「またコイツ出してるのか」と目をつけられトラブルになることがあります。

特に朝イチの台確保争いで揉めるのは日常茶飯事。 女性の打ち子が少しマシという話もありますが、ゼロではありません。

また、釘読みが上手で連勝している一般客が打ち子と誤解されるケースもあります。

高性能カメラによる追尾も

現代のパチンコ店は、顔認証システムつきの高性能カメラを導入しています。 マスク・帽子・眼鏡などの変装をしてもほぼ見破られます。

連日のように高額を出し続けると、自動でマークされ、 監視強化 → 打ち子から逃亡 → バイト終了 という流れになることもしばしば。

パチンコ店のカメラは本当に侮れません。

この記事を読んだ方にオススメ

この記事を読んだ方におすすめ