宝くじを家族や友人と共同購入した場合、「税金はどうなる?」「贈与税になるの?」という不安はとても多いです。ここでは、共同購入で当選したときに絶対に知っておくべきポイント、合法的でトラブルにならない分配方法をわかりやすく解説します。
まずは宝くじ全体の基本ルールや買い方も押さえておくと理解しやすくなります。
このページの目次
宝くじの当選金は「非課税」だが、共同購入は注意が必要
宝くじの当選金は、法律により所得税も住民税も非課税です。ただし、共同購入の場合は「分配方法」を間違えると、贈与税がかかる可能性があります。
所得税・住民税はゼロ
宝くじの当選金そのものは課税されません。確定申告も不要です。
問題になるのは「贈与扱い」されるケース
共同購入は、買うときの出資状況があいまいだと、当選後の分配が贈与と見なされ、贈与税がかかる可能性があります。
特に「当たってから分ける」は危険
事前に共同購入の取り決めをしていない場合、税務署からは「代表者が当選金をもらい、それを他人へ贈与した」と判断されやすいです。
共同購入で税金トラブルが起きやすい理由
① 誰がいくら負担したか証明できない
口頭だけの約束では「出資比率」を証明しづらく、後からトラブルの原因になります。
② 当選後に配ると「贈与税」の対象になりやすい
当たってから金額を渡すと、税務署は「贈与した」と判断します。金額が大きいほどリスクが高いです。
③ 家族だからといって優遇されない
共同購入は、家族であっても税務ルールは全員同じです。夫婦・親子だから税金が軽くなるということはありません。
正しい共同購入のルール|これを守れば税金はかからない
① 購入前に「出資比率」を決めておく
均等(1/2・1/5など)でも、金額比でもOK。大事なのは「事前に決めておく」ことです。
② お金を出した証拠を残す(重要)
- 送金アプリの履歴
- 現金を渡したならその旨のメモ
- 代表者が購入したレシート
証拠があると、税務署への説明が明確になります。
③ 当選後は比率どおりに分配する
事前に決めた出資割合に沿って分ければ、贈与税はかかりません。
④ 代表者が受け取り、明細を全員に共有する
代表して受け取るのは問題ありませんが、分配明細をきちんと残すことが重要です。
⑤ 書面で残すとさらに安心(簡易メモで十分)
正式な契約書でなくても、日付・人数・出資額を書いた簡単な書面で十分な証拠になります。
買うタイミングや吉日も意識したい場合は、こちらでカレンダーをチェックしておくと便利です。
贈与税が発生するケース|絶対に避けたいパターン
① 当選後に「配ってあげる」形にした場合
もっとも多いNG。税務署はこれを「贈与」と判断します。
② 出資していない人に渡す
友人や家族でも、出資していないなら贈与扱いです。
③ 出資割合より多く渡す
これも贈与に該当します。均等なら均等、比率なら比率で確実に分ける必要があります。
家族・友人で安心して共同購入するためのテンプレート
簡易的な「共同購入メモ」のテンプレートです。これをコピーして使用できます。
【宝くじ共同購入メモ】 日付:2025年〇月〇日 購入した宝くじ:年末ジャンボ10枚セット 参加者: ・A(2枚分:2,000円) ・B(2枚分:2,000円) ・C(6枚分:6,000円) 出資総額:10,000円 当選した場合は上記の割合(A20%、B20%、C60%)で分配する。
このような簡単なメモでも、税務署への説明材料として十分です。
共同購入での高額当選時の注意点
銀行での受け取りは代表者一人でOK
ただし、分配の記録を残してください。
分配は必ず「銀行振込」にする
現金手渡しだと証拠が残らず、後から説明できません。
使い道は各自で自由(税金はかからない)
分配後の使い方に税金は発生しません。
まとめ|共同購入は「事前の取り決め」と「証拠」がすべて
- 宝くじの当選金は非課税
- ただし共同購入は贈与税のリスクがある
- 出資比率を決めて証拠を残せば問題なし
- 当選後に好きな割合で分けるのはNG
このルールさえ守れば、共同購入でも安心して高額当選を受け取れます。
さらに運気や方角からチャンスを引き寄せたい場合は、風水的な買い方もチェックしておくとよいでしょう。













